ハッピーエンド

精神科通院中。なんだかんだ生きてればそれでいいんじゃないですか。

2 - 1年前の今日

 

 

1年前の今日、家にあった精神薬を全部飲み、危険行動が多いからちゃんと見張ってて、と言われたらしい親の目を盗んで家を飛び出し、気付いたら病院のベッドで点滴をされ、鼻から酸素をおくられたいた。

 

今の主治医と出会ったのも今日だと思う。どこか精神科に通う意味がわからなくて、なんとなく通っていた歴代4人の主治医とは違い、きちんと話を聞いて、きちんと言葉を選んでくれる、わたしが話せないときはきちんと待ってくれる主治医。出会いは最悪だったと思うけれど、休学をするタイミングで出会えたことはラッキーだったと思うし、本当に感謝でしかない。

 

1年経ったんだなあ、と思うと、あっという間だったとも思うし、長かったとも思うし、わたしは1年でちゃんと何か成長して、何か変われているんだろうかとも思う。少なくとも主治医は「入院していた頃のあなたよりは確実に成長してるよ」と言ってくれるけど、1番身近にいる親はどう思ってるんだろうか。まわりからどう思われてるんだろうか。自分の基準で自分をみていいよって言われるけれど、いつだってまわりに左右される心はまだあって、それはいいことでもあるし、悪いことでもある。自分が一貫してない部分がまだまだあるから、きっとまだまだなんだろうなあと思ってる。

 

先日の診察で、なんとなく投げやりで、精神科に通ってる意味がどうしてもわからなくなって、態度にでて早く帰りたいオーラをだしていたら見事に見透かされた。ふてぶてしい態度して黙ってたら「あなたがしゃべるまで無言を貫いてみようか?」って笑われてしまって、どうでもいいやって思いながらボロボロ泣きながらしゃべって、それでも「全部わかってるよ〜腕切ったり薬飲んだらするくらいなら早めにここにきてしゃべりな。ここしかしゃべれる場所ないんだから」って言ってくれるくらいに1年でなったし、わたしも投げやりな態度をだしたり、泣いたりできるくらい、1年で頼れる場所になった。

きっとまだまだなんだろうな、と思う。早く通院なんてやめたいとも思うけれど、やめれるかどうかがわからない、だけど、やめたらやめたでそれもそれで怖い気がしてる。自分を認めてくれる存在がいなくなってしまうのは悲しいけれど、自分を認めれる存在は自分しかいないってこともわかってるから。うまく付き合ってかなきゃいけないこともわかってるから。

 

きっと何十年も経ったら主治医がくれたいろんな言葉がもっともっとわかって、もっともっと理解できるときがくるんだろうな、と思う。いつ死ぬかわからないけど、人生は続いていくから、ありきたりだけど少しずつ焦らないで頑張ろうって今は思います。

 

おわり。ありがとうございました。